難経

 

二十一難


◆二十一難曰.
經言.
人形病脉不病.曰生.脉病形不病.曰死.
何謂也.
然.
人形病脉不病.非有不病者也.
謂息數不應脉數也.
此大法.

ニ十一難曰く.
経に言う.
「人は形が病みても脈が病まざれば、生くといい、脈が病めば形が病まずとも死すという」
とは、何の謂いぞや?
然り、
人の形が病みて脈が病まざるは、病まざること有るに非ざるなり.
息数が脈数に応ぜざることなり、此れ大法なり.